女1人四国周遊記①


四国ってどんなところだろう。(私にとって)未知の地四国。車が運転できなくて、もっぱら電車派だった私にとっては、旅行先としては四国はちょっぴりにハードルが高かった。誰かと車で行くことはあったが、気づいたら目的地に着いているので、どこに何があるかぼんやりとしかわからない。

と、思いながら2023年元旦。
“今年やりたいことリスト‘’を作成している中に、するっと『四国一周』というワードを書き出した自分がいた。なるほど、自分の四国に対する興味は思っていた以上だったのである。一周はなかなかハードル高そうだが、自分の好奇心のために人肌脱ごうじゃないか。


最初は青春18切符を使おうと思っていたが、いろいろ調べていくうちに、四国バースデー切符なるものを知った。誕生月に購入でき、三日間JR四国線の電車が乗り放題のプランである。青春18切符と似ているが、一番の違いはなんと言っても特急にも乗れること!青春18切符はひたすらに普通電車しか乗れなかったが、特急も使えるとなると時間的にも体力的にもだいぶ楽になりそうだ。JR四国ありがとう。そして比較的動きやすい月を誕生月にしてくれた母よ、ありがとう。

必然的に日程が決まったので、さっそく旅のルートを決める。ここでは既に一周をした先輩方の旅レポを参考にした。調べて行くと、①淡路島から入るコースと②岡山県から入るコースがあることが分かり、私は近畿圏在住なので、②の淡路島から入り、岡山に抜けて行くコースで行くことにした。
淡路島からからはバスで行くことになるが、明石海峡大橋と舞子浜を見たかったのもあり、舞子までは電車で行って、そこからバスに乗ることにした。「もっと手前からバスに乗れば良くない?無駄じゃない?」と言われそうだが、それくらい海が見たかったのである。

帰りのルートだが、四国バースデー切符は岡山県児島駅までしか使えないようなので(瀬戸大橋は渡ることができるが岡山駅まではいけない)児島駅まではバースデー切符、そこから普通電車で岡山駅まで向かい、岡山駅から新幹線で帰ることにした。新幹線、バンザイ!




四国へ入る方法と出る方法が決まったので、いよいよ四国一周のルートを決めて行くことにする。

今回2泊3日の旅行のため、2泊宿を取ることになる。この宿決めに思いの外時間がかかった。例えば神戸や梅田であれば駅前にビジネスホテルやホステルなどなど宿がたくさんあるのは想像がつくのだが、何如せん四国の土地勘がないので、まずホテルが複数ありそうな都市のあたりをつけるのが大変だった。加えて、2泊3日で四国を一周するのに良い位置にあるところ、、、。結局一泊目は高知駅、2泊目は松原駅で宿を取ることにした。


ルート、宿泊地が決まったので、いよいよ四国一周の旅スタートである。